初夏の九州旅行 (part5)





 2日目(5月25日・月曜日)です。 
2日目は、博多駅から旅がスタートします。
 早めにホームへ来ると、883系のソニックが停まっていました。

明るい時間に見ると、真っ青な車両であることがわかります。
 そして、わたくしの乗る列車が近づいてきました。
ホームから客室乗務員が頭を下げて、列車を迎えます。
 2日目のトップバッターは、9時16分発の特急ゆふいんの森号、由布院行きです。
 客室乗務員が乗降口で乗客を迎えます。
 さっそく車内へ入りますが、すでにこの時点で何かが違うことを予感させてくれます。
 車内へ入ると、もはや世界が違う雰囲気です。
ハイデッカー構造なので、階段があります。
 連結部分がこのように橋になっており、ワゴンサービスでワゴンが通れるような構造になっています。
 このようにみると、とても列車とは思えないつくりです。
 デッキ部分も特徴があり、緑色や木目調などになっており、床がフローリングのようになっています。
 また、携帯電話室などもあります。
 車内はバリアフリー化されおり、多目的トイレがあります。
 車内は、しっかりとバリアフリーになっています。
しかし、乗降口がすべて階段となっているので、外から列車の中へ・・・というのが、ネックです。
 洗面台には、石鹸も完備されていました。
 デッキ内の散策を終えて、客室内へと入っていきます。
 こちらが車内です。
天井部は、一日目に乗った特急ソニックと同じようなつくりですが、色が違うだけで雰囲気がずいぶんと違います。
 座席は、普通車で、すべてが指定席となっています。
 座席も普通車としては、良い座り心地です。
 リクライニングの角度も大きく、またひじ掛けにはテーブルが収納されています。
 また、あちこちにゆふいんの森のロゴが見られます。
 背面テーブルもあり、飲食物を置けるスペースはたくさんあります。

車両の案内図が載っています。
 そして、読書灯も完備されています。
 普通の座席以外にも、こちらのようなボックスシートもあります。
 テーブルも大きく広げることができ、またスポットライトもあります。

グループで乗るには、良い座席の一つです。 リクライニングもわずかながらします。
 一番前や後ろの座席は、このように展望できるようになっており、運転士の動きや景色が楽しめます。
 そして、ゆふいんの森専用のメニューも置いてあります。
 というわけで、ゆふいんの森のメインとなるところへいきます。

列車の中にビュッフェが存在します。
 こちらがビュッフェの車内です。
小さな幅のカウンターがあります。 また窓も大きくなっています。
 そして、販売カウンターがあります。
客室乗務員が販売にあたります。
 ビュッフェの中には、色々なものがあります。
 スタンプ台がおいてあります。 また、ガラスの中には、商品があります。
 ゆふいんミストというものが、中にありました。
 記念撮影用に子供用の制服も置いてあります。
 ここにしばらく滞在していても飽きることがありません。
 また、ゆふいんの森の形をした、記念撮影版も置いてあります。
 もう一つある、ガラスケースには、造花がありました。
 そして、記念撮影用に、制帽まであります。
 また、思い出ノートというのもあり、旅の思い出を記すことができます。
 販売カウンターの隅には、グッズ類が並べられており、色々なものがありました。
 ビュッフェでは、はじめにカボスの生ジュースを購入しました。

かぼすのジュースも九州でしか飲めないもののひとつです。
 定刻に発車し、 最初の停車駅の二日市(ふつかいち)駅に到着しました。
途中の駅からも数人乗ってきます。
 久留米(くるめ)駅を出て、鹿児島本線と離れて、久大本線へと入っていきます。
 久大本線に入ると、一気にローカル色が濃くなります。
市街地がなくなり、きれいな山が見えてきました。
 そして、反対方の彼方には、街並みが見えていました。
 ちょうどこの頃になると、客室乗務員が撮影用のボードを持ってきて、記念撮影にきました。
観光列車ならではサービスです。
 途中のうきは駅で、対向列車待ちのため、運転停車をしました。
 そして、対向車は、なんと特急ゆふDX号。

思わぬ相手にあわてて撮りました。 車内放送でも、対向列車が到着したときに特急ゆふDX号と案内していました。
 うきは駅を出て、しばらくすると、だんだんと山が近づいてきて、筑後川が寄り添ってきます。
 一気に自然豊かな景色へと変わります。
 川の流れも、色々な表情が見えます。
 しばらく進むと、日田彦山線の線路が近づいてきました。
 合流する駅である、夜明(よあけ)駅を通過。
ローカル線の駅という雰囲気が伝わります。
 10時34分、日田(ひた)駅に到着しました。

この駅で降りる乗客はいませんでした。
 筑後川から玖珠川に名前が変わっても、きれいな川の風景が続きます。
 10時48分、天ケ瀬(あまがせ)駅に到着しました。
この駅でも降りる乗客はいません。
 駅に停車中に気付いたことは、橋脚に絵が書いてあることです。
 地元の学生たちが書いた天ケ瀬温泉やその地域の絵だそうです。
 そしてしばらく進むと、車掌が紙をもって観光案内を始めました。
 それがこちらの慈音の滝です。
 一番きれいに慈音の滝が見えるのは、手前にある民家を過ぎたあたり・・・というのを教えてもらったので、うまく慈音の滝を撮ることができました。
 山の山頂にはいくつかの風車も見えました。
 そして、次の車窓案内は、こちらの山です。
 切株山といわれるものです。
 進むにつれて、山の形もだんだんと変わっていくのがわかります。
 11時、最後の停車駅である、豊後森(ぶんごもり)駅に到着しました。
 桃太郎の絵がありました。
 ここ、豊後森は童話の里と呼ばれるところです。
 そして、発車すると、古い機関庫が見えてきました。
 この荒れた機関庫も貴重なものであることを車内放送で流れていました。




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